(株)日立製作所
Hitachi, Ltd.
日立のダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン
日立は、従業員のバックグラウンド、年齢、性別、セクシャリティ、家族構成、障がい、人種、国籍、民族、宗教といったダイバーシティのすべての側面が価値の源泉であると捉えています。このため、一人一人を公平に扱う、多様でインクルーシブな組織をめざし、LGBTQIA+を含むすべての人々が受け入れられ、尊重され、自由に発言でき、そして組織に貢献できると感じられる環境づくりに取り組んでいます。
日立製作所におけるLGBTQIA+に関する主な取り組み
①【Community】LGBTQIA+ALLY ERGの取り組み
日立では、組織の中で共通する特性、価値観、目的を持つ社員が自主的に運営する「Employee Resource Group (ERG)」の活動を、会社として応援しています。その一つとして、 LGBTQIA+ALLYをテーマとしたグループ「LGBTQIA+ ALLY ERG」が立ち上がり、以下の目的達成に向けて活動しています:
- すべての性的指向・性自認は「一人ひとりが保有するアイデンティティの一つに過ぎない」ということを全社員が享受できる組織風土となるための活動をする。
- 「安心して力を発揮できる会社である」ということを、社外のステークホルダーにも認知していただくための活動をする。
②【Opportunity】学びの機会創出
・「LGBTQIA+カフェセミナー」の実施
2023年7月に、有識者を招き、日立グループ全従業員向けのセミナーをオンラインで開催しました。海外も含めた日立グループ50社より約500名が一同に会し、「アライとしてできること」をテーマに、講師と参加者とのチャット機能を用いたQAセッションを実施しました。
・社員向けeラーニングプログラム「Hitachi’s DEI Journey」を公開
日立グループ全従業員に向け、LGBTQIA+のトピックを含むDEIについて理解を深めるeラーニングを実施しています。職場での日常会話を題材にしたクイズをはじめ、インタラクティブな教材を通してインクルーシブな職場づくりをめざします。
・DEIウェビナー「Together, we are stronger」を開催
日立の3つ事業セクターをリードするセクター長とChief Sustainability Officerが、持続可能なビジネスの成長を実現するためのDEIの取り組み、またDEIに関する自身の体験やそこから得た洞察について対談し、日立グループ全従業員に配信しました。
③【Policy】 「日立グループDEIポリシー」の策定
「性別」「セクシャリティ」を含むすべての多様性を尊重する企業姿勢を「日立グループ ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)ポリシー」として社内外に公開しています。
日立グループ ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)ポリシー
④【System】 多様な従業員を前提とした会社規則、福利厚生制度
多様な人財の活躍を支援する取り組みの一つとして、日立製作所とほぼ全ての国内グループ会社では、同性パートナーを有する従業員は、各種手当、勤務制度や福利厚生について、配偶者(法律上の婚姻関係)や事実上の配偶者のように異性のパートナーを有する場合と同様に適用を受けることができます。
⑤【Culture】多様でインクルーシブな職場づくり
・社内チャネルを活用した継続的なコミュニケーション
社内報「Inside Hitachi」にてLGBTQIA+をテーマとした記事を日立グループ全従業員向けに配信するほか、社内イントラネットサイトにLGBTQIA+の情報発信ページを設置。
・「LGBTQIA+ Guidebook」の発行
有識者監修のもと、「LGBTQIA+ Guidebook」を制作。LGBTQIA+の認知向上とインクルージョン促進のため、Chief Sustainability OfficerやERGからのメッセージに加え、LGBTQIA+にまつわる用語の解説や一人ひとりが職場で実践できる具体的なアクションを紹介しています。
⑥【Top Commitment 】事業戦略としてのDEI推進
日立では、執行役社長兼CEOおよび役員層による明確なコミットメントのもと、DEIを推進しています。Chief Sustainability Officer 兼 CHRO 兼 CDEIOのロレーナ・デッラジョヴァンナのインタビュー記事はこちら:
「ダイバーシティの活用が持続的成長の鍵に」 担当役員が語る日立のDEI戦略とは
日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。